2015年12月27日

Posted by 前野岳洋
at 15:06

マナー

「斜頸」

本症は一側性に起こることが多い。

解剖学的には、耳介後部にある側頭骨の乳様突起と鎖骨・胸骨とにまたがる筋肉(胸鎖乳突筋)の繊維化短縮であり、顔は健側に向き頭は患側に傾く状態となる。

原因としては胸鎖乳突筋の過伸展によると考えられており、骨盤位分娩の約20%にみられる。

本症の大部分は生後1年以内に自然治癒することが多く、マッサージや徒手矯正はかえって治癒を遅らせる。

しかし、7~10%に斜頸位が残るため、2歳を過ぎても症状の改善のみられないものは手術的に腱切断を行う。

なお、幼児期になってから発見されるものに、視力の異常による斜頸があり注意を要する。

前野岳洋(住まいのトータルクリエイター)

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