2015年12月07日

Posted by 前野岳洋
at 11:17

マナー

「先天性心疾患」

先天性心疾患の頻度は出生児の0.6~1%といわれており、そのほかの先天性奇形に比べてかなり多い。

また、その死亡も毎年約9、000人程度と推定され、小児期の死亡原因としても重要である。

先天性心疾患の原因としては、環境因子(種々の感染症とくにウイルス感染、放射線被曝、薬物など)と遺伝因子(染色体異常など)が考えられているがほとんどが原因不明である。

種々の分類方法があるが、チアノーゼの有無により分ける方法に従えば、非チアノーゼ群には心室中隔欠損・動脈管開存・心房中隔欠損・肺動脈狭窄など、チアノーゼ群にはファロー四徴・大血管転位などが多い。

心室中隔欠損の軽度のものは自然閉鎖が3歳頃までに期待できるが、中等度以上のものやほかの疾患では自然閉鎖はなく、心不全や肺高血圧を予防するために手術が必要となる場合がある。

前野岳洋(住まいのトータルクリエイター)

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