2017年08月25日

Posted by 前野岳洋
at 15:34

マナー

「七五三の行事の成り立ち」

七五三のうち、もっとも古くから行なわれていたのは、七歳祝いだったのではないでしょうか。

七歳を幼児から少年、少女への折り目と考える観念は、男女七歳にして席を同じうせず、との教えにもあるとおりです。

適当な日にお宮参りをして、厄払いしてもらい、人生行路にはいるうえでの感激を新たにする。

ありそうなことですが、三、四歳ないし五歳のころも、それに劣らずたいせつで、ようやく人間の子どもとして、いわば社会的に承認をうける時機です。

いまは生後二週聞以内に届けますが、昔は人別帳(戸籍のようなもの)の登録も、生まれるとすぐではなく、三歳から五歳くらいになってからで、そうしたさいの披露の意味での神前の行事が、いつしか五、三となっていったわけで、この七五三を十一月十五日としたのは、その日が霜月祭といって、家々の生業に関係の深い神々を祭る日に当たっていたからです。

前野岳洋(住まいのトータルクリエイター)

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